CEOコメント 第42回 2009年6月
グループ事業の戦略的再編と業績上方修正について
~新生DGインキュベーションの設立とDGコミュニケーションズのMBO~
6月25日の定時取締役会において、旧DGインキュベーションの売却と新DGインキュベーションの設立及びDGコミュニケーションズ株式の90%売却(MBO)を決議いたしました。新DGインキュベーションの設立は、海外を中心とした事業インキュベーションへの集中と加速、DGコミュニケーションズの売却は、イーコンテクストとの合併等昨年行ったB向け事業再編の一環としてソリューション事業の経営資源の最適配分を行うことを目的としております。
*本日の開示資料:こちら(「子会社の商号の変更、事業再編に伴う子会社(孫会社を含む)の異動(ITI(旧DGインキュベーション)、DGコミュニケーションズ) 及び子会社の設立、並びに子会社に対する債務免除等の金融支援に関するお知らせ」(PDF))をご覧ください。
また、本年末を目処に、分散したDGグループ各社を新本社に集約することを決定し、グループシナジーのより一層の顕在化を目指してまいります。
*本日の開示資料:こちら(「本社移転に関するお知らせ」(PDF))をご覧ください。
【新DGインキュベーションの設立】
DGインキュベーションは、DGグループの事業ポートフォリオの中でも中心的な存在です。創業以来の理念である「サイバー(インターネット)×リアル」の「コンテクスト」を創造していく未来創造のプラットフォームと位置づけています。今回の旧DGIの売却と新DGIの設立は、国内投資Fundと国内ベンチャー企業の投資事業をITホールディングスへ譲渡し、海外投資先の米Twitter社をはじめ次世代有力ベンチャーの事業育成に経営資源を集中的に投下するために行う積極的な事業再編の実施となります。「Twitter」は、Compete.comの調べによると2009年5月20日現在、全世界で約2,000万人に利用されているミニブログ(SNS)で、昨年5月の約170万人の利用者との比較からも全世界で最も急成長しているサービスといえます。新DGIは、これらの海外インターネットベンチャーへの投資と国内での事業開発に特化していく考えです。
【DGコミュニケーションズの売却(MBO) 】
2007年4月に不動産広告分野の第一人者である旧創芸(現DGコミュニケーションズ(DGC))を100%子会社化して以来、DGグループのコア・コンピタンスであるITプロモーション/マーケティングを融合し、「mansion
DB(マンションディービー)」の創設やROI重視の新たなデジタルプロモーション手法を開発してまいりました。これらの経営戦略の実践により、不動産業界を取り巻く事業環境が厳しい中ではあるものの、過去にはない利益率の向上等の成果を生み出しております。DGグループの経営として、「選択と集中」、「経営資源の最適配分」という文脈の中で、今回MBOによる当社保有DGC株式の90%を現経営陣(従業員)に売却することとしました。DGCとは引き続きITプロモーションでのビジネスパートナーとして協業してまいります。
【業績修正について】
*本日の開示資料:こちら(「連結財務諸表における特別損失の発生、個別財務諸表における特別利益及び特別損失の発生並びに平成21年6月期業績予想の修正に関するお知らせ」(PDF))をご覧ください。
これらのグループ再編と本社移転によって、主に会計処理と税務上の処理が変更となり業績予想の修正発表を行いました。2009年6月期の連結当期純利益は、5,000百万円の予想から5,800百万円へ修正いたしました。
当期の決算発表は、8月13日、決算説明会を翌日の14日に予定しております。
同日には、財務体質の改善や成長分野への経営資源の集中的な投下等次世代DGの経営戦略を詳細にご説明したいと考えております。
昨日、カカクコムの株主総会も無事終了いたしました。新役員を迎えた新体制でも、田中社長の下、継続して私は会長としてカカクコムグループの成長を支えて行くことになります。また、DG・カカクコムとCCCグループとの事業提携や協業に向けての議論も鋭意進めています。
また、7月からの新年度に向け、数々の新規戦略事業を準備中です。財務基盤を強化した新DG丸の、インターネット大航海時代(新たなフレームワーク)に向けた、戦略的コンテクスト事業にご期待ください。
今後ともDGグループへのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。