デジタルガレージグループ econtext ASIA、中国で現地通貨による決済サービスを提供する合弁企業VeriTrans Shanghaiを設立へ

〜日系・外資系の現地法人向けに決済ソリューションを展開〜

 デジタルガレージグループでオンライン決済事業を担うecontext ASIA Ltd.(本社:香港、Chairman林 郁/CEO沖田 貴史、以下:econtext ASIA)は、中国国内で決済サービスを手がける上海讯联数据服务有限公司 (Shanghai CardInfoLink Data Service Co., Ltd.、本社:中国上海市、代表取締役CEO: 赵 健、以下:CIL)と、中国国内の日系・外資系現地法人を主な対象として中国人民元でのオンライン決済ソリューションを提供する合弁会社「上海讯阖网络科技有限公司(VeriTrans Shanghai Co., Ltd.)」を中国上海市に設立します。econtext ASIAは既にインドネシアに設立した合弁会社を通じて、現地通貨によるオンライン決済ソリューションの提供をスタートしており、今回の取り組みはアジアにおける現地通貨を使ったサービス提供の第二弾に位置づけられます。

 econtext ASIAの子会社でオンライン決済ソリューションを手がけるベリトランス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:沖田 貴史、以下:ベリトランス)は、2009年1月より国内決済事業者として初となる発行枚数35億超のデビッドカード「銀聯カード」を使った日本円でのオンライン決済サービスの提供を開始しています。また、ベリトランスは自社でも本決済システムを搭載した中国人消費者向けECモール「Buy-J.com」(https://mall.buy-j.com/)を運営するなど、これまでに日本国内に拠点を置きながら中国に展開するEC事業者を支援する複数のサービスを提供してきました。その一方、最近では中国EC市場急成長に伴い、中国に現地法人を設立し中国EC市場に直接参入する日系・外資系事業者が増えてきています。このような背景を受け、econtext ASIAは、中国国内で決済ソリューションを提供するCILと提携し、中国現地に進出する日系・外資系企業向けに中国人民元を用いたオンライン決済サービスを手がける合弁会社としてVeriTrans Shanghaiを設立することでCILと合意致しました注)。

 今後、中国でのEC展開を望む現地の日系・外資系事業者はVeriTrans Shanghaiを通じ、ベリトランスが日本市場で培った品質の高い決済ソリューションを利用することが可能となります。中でもすでに日本国内においてベリトランスの決済ソリューションを利用しているEC事業者は、簡単な手続きだけで中国人民元による決済サービスを中国国内の消費者に提供できるようになるというメリットがあります。econtext ASIAは、今後もアジア各国の消費者に受け入れられやすい決済ソリューションを提供することで、日系企業や欧米の外資系企業などによるアジア市場への参入を支援していきます。

注)VeriTrans Shanghaiは CILの完全子会社として設立済みで、今後中国当局の許認可を得て econtext ASIAが50%の株式を取得します。

社名 : 上海讯阖网络科技有限公司(VeriTrans Shanghai Co., Ltd.)
合弁契約締結時期 : 2013年6月
本社 : 中国上海市
資本総額 : 625万人民元(予定、資本準備金含む)
株主構成 : econtext ASIA(50%)、CIL(50%)

【econtext ASIAについて】 http://www.econtext.asia/
デジタルガレージグループの決済事業を統括するヘッドクォーター機能を担う中間持株会社。2012年9月に香港で設立。いずれも日本最大手に数えられる、クレジットカード決済プロバイダーのベリトランス、コンビニ等現金決済プロバイダーであるイーコンテクストを傘下に持つ。また、インドネシアにはEC決済及びECインフラ事業の提供を目的に現地大手財閥などと合弁で設立した現地法人「MidTrans」を有する。

【CILについて】 http://www.cardinfolink.com/
上海讯联数据服务有限公司(Shanghai CardInfoLink Data Service Co., Ltd.)は2010年に設立された中国の決済事業者。 中国国内に限らず海外を含む銀行や決済事業者に決済サービス、マーケティングとコンサルティングサービスを提供している。 創業メンバーは、中国銀聯(China UnionPay)のインターナショナル部門の創業メンバーであり、銀聯のブランド戦略/ビジネスレギュレーション/システムデザイン等に幅広く参画した経験を持っている。また、CEOのJames氏は銀聯インターナショナル部門を立ち上げる前、ReutersとMasterCardに10年間の勤務経験があり、銀行やカード業界に幅広くコネクションを持っている。


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