合弁会社によるデータサイエンス事業の開始について

〜電通、cci、ADKと共同で次世代の広告マーケティングを展開へ〜

 株式会社デジタルガレージ(東証JASDAQ 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 グループCEO:林 郁、以下:DG)と株式会社電通(以下、電通)、株式会社サイバー・コミュニケーションズ(以下、cci)、株式会社アサツー ディ・ケイ(以下、ADK)は、企業のマーケティング活動の最適化を図るデータサイエンス事業を共同で開始します。

 具体的には、「データは新しいマーケティングコンテクストを創造する」という理念のもと、DGが蓄積した決済データと、DGのグループ会社である株式会社カカクコムの持つ購買行動データ、DGの主要株主でもある電通グループの保有する広告関連データを融合し、これを加工、分析することを通じて、企業のマーケティング活動における顧客コミュニケーションの最適化を図ります。また、クライアント企業各社が持つ顧客データから新たな価値を創造します。

 本事業の開始に当たり、DGと電通、cci、ADKの4社は2006年8月に合弁で設立した株式会社CGMマーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:林 郁、以下:CGMM)の商号を本日より「株式会社BI.Garage」に変更しました。CGMMは、ブログやTwitterなどのソーシャルメディアを対象としたメディアレップ事業を中心に、消費者が発信する情報を生かした広告ビジネスの日本におけるパイオニアとして事業を展開してきました。今後は新商号のもと、これまで蓄積した知見をもとにさらなる事業拡大を行ってまいります。

 新しい商号であるBI.Garageには、データを戦略的にビジネスに活用することを表す「Business Intelligence」という意味を込めました。自社グループや戦略パートナーが保有するさまざまなデータを多角的に分析することを通じ、いかなる企業もこれまで見出だしていない「Serendipity」(気づき/予期せぬ幸運)をクライアント企業に提供することをBI.Garageのミッションとします。こうした手法により「最強のビジネスパートナー」として消費者によりそう広告マーケティング手法を提案していくことで、今後の事業拡大と業界の発展に務めてまいります。

 「DGグループの決済セグメントが有する日本最大級の決済データやカカクコムが蓄積した消費行動に関するデータと、電通グループやADKが有するデータを組み合わせることで、日本を代表するデータサイエンス事業に成長させていきたいと思います」(DG 代表取締役 グループCEO 林 郁)
「電通グループが手掛けるビジネス・インテリジェンスの発想と手法を活用して、次世代の広告マーケティング進化に貢献していきたいと思います」(株式会社電通 執行役員デジタル・ビジネス局長 遠谷信幸)

 「価格.comと食べログ合わせて月間で約1億人のユーザーの方々に支えていただいているメディアとして、ユーザーと企業双方に価値のある事業を創出していければと思います」(株式会社カカクコム 代表取締役社長 田中実)

 「広告マーケティングに今後ますます重要になるデータサイエンス事業へのシフトは、合弁会社にとって正しい選択だと信じています」(DG 共同創業者 取締役、MIT Media Lab所長 伊藤穰一)

【企業スローガン】

「Providing serendipity to your business」

BI.Garageのミッションは、企業がマーケティング活動の中で今まで気づいておらずこれまでは偶発的に見つけるしかなかった価値を、データサイエンスを駆使して必然的に見出だすことです。
*serendipityは、イギリスの小説家Horace Walpoleが1700年代に編み出した造語で、もともと探しているものとは別の価値あるものを見つける能力を表します。転じて最近は、予期せぬ幸運や気づきをもたらすという意味に使われています。

【企業ロゴ】

【事業イメージ】

【BI.Garageについて】
会社名  : 株式会社BI.Garage
代表者  : 代表取締役社長 林 郁
本店所在地:東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 代官山DGビル
URL   : http://bi.garage.co.jp
設立年月日:2006年8月
事業内容 :データサイエンス事業、オーディエンスデータを活用したソーシャルメディア関連の広告商品、Web広告技術の開発と販売


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