DG Labと電通サイエンスジャム、脳波による感性分析とリアルタイム動画生成を組み合わせた VRコンテンツ「カレイドセラピー」を開発

〜東京ゲームショウ2016で試作機を初公開〜

 株式会社デジタルガレージ(東証一部 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼グループCEO:林 郁、以下:DG)と株式会社カカクコム(東証一部2371、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:畑 彰之介)、株式会社クレディセゾン(東証一部 8253、本社:東京都豊島区、代表取締役社長:林野 宏)が設立したオープンイノベーション型の研究開発組織「DG Lab」(以下:DG Lab)および、DGが電通と合弁で設立した株式会社電通サイエンスジャム(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:細金 正隆、以下:DSJ)は、脳波による感性分析とリアルタイムの動画生成技術を組み合わせたVR コンテンツ「カレイドセラピー」(Kaleido Therapy)を開発しました。同コンテンツを視聴できる試作機を、2016年9月15日~9月18日に幕張メッセで開催している「東京ゲームショウ2016」(以下:TGS2016)のビジネスソリューションコーナーで初公開しました。DG Labは、「ブロックチェーン」「人工知能」「VR/AR」「セキュリティ」「バイオテクノロジー」を重点分野とし様々な企業と連携しながら新たな事業の柱となる技術開発を行っていきますが、今回のカレイドセラピーはVR/AR分野における研究成果の第1弾として位置付けられます。

 カレイドセラピーは、DG LabとDSJが合同で研究開発を進めている感性フィードバック技術「マインドループテクノロジー」を活用した機能性VRコンテンツです。DSJ 取締役 CTOで慶應義塾大学 理工学部准教授の満倉靖恵氏が開発した脳波解析による感性定量化技術を利用して被験者の脳波からストレス度を類推し、そのストレス度に応じてVRのヘッドマウントディスプレイに表示する万華鏡の仮想映像をリアルタイムに変化させることで気分を鎮静させます。万華鏡映像の作成に関しては日本における万華鏡作家の第一人者である山見浩司氏の監修を得ました。事前の評価実験では、43名の被験者のうち88%に気分を沈静化させる癒し効果が認められ、科学的裏付けからもストレス減少効果が証明されています。

 カレイドセラピーの試作機には、投資・育成事業を手がける株式会社DGインキュベーションを通じて出資している米Wearality社が開発したVRヘッドマウントディスプレイ向けレンズを搭載しました。Wearality社はフレネルレンズと自由曲面レンズを組み合わせることで150度という広い視野角を実現しながら、価格を安価に抑えられる点が特徴です。米 Lockheed Martin社が開発した技術を民生市場向けに転用することで実現しました。

 DG LabとDSJは今後も「マインドループテクノロジー」を活用した様々なVR/AR関連プロダクトの開発を行っていきます。

【株式会社デジタルガレージについて】
 デジタルガレージはインターネットサービスにおける投資・育成支援事業、マーケティング事業、グローバルオンライン決済事業の三つの事業に注力しています。1995年の設立以来、ポータルサイト、eコマース、インターネット広告代理事業、モバイルコミュニケーション事業、ブログやSNSなど、常にインターネットにおける最新技術をビジネスとして展開してきました。2016年7月に株式会社カカクコム、株式会社クレディセゾンと共に、新たな事業の柱を技術シーズから育てることを目的としたオープンプラットフォーム型の研究開発組織「DG Lab」を設立し、コンセプトに賛同する協賛パートナーを現在募集しています。 http://www.dglab.com/

【株式会社電通サイエンスジャムについて】
電通サイエンスジャムは、株式会社電通と株式会社デジタルガレージが合弁で設立した会社です。主に先端科学や先端研究などサイエンス領域における研究成果のビジネス化を進めています。 http://www.dentsusciencejam.com/


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