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2013.09.20

インキュベーション

デジタルガレージグループNeo Innovation子会社を通じGuardtime社と提携

~キーレス電子署名技術の普及を推進へ~

 株式会社デジタルガレージ(東証 JASDAQ 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 グループCEO:林 郁、以下:DG)の100%子会社であり、企業や政府向けのソフトウェア開発とデザインコンサルティングを手がけるNeo Innovation, Inc. (本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ市、社長兼CEO:Daniel Riedel、以下:Neo)は、子会社のNew Context Services, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ市、CEO:Daniel Riedel、以下:New Context)を通じ、デジタルデータの完全性と真正性を認証するキーレス署名技術(KSI)*を開発したGuardtime USA Inc(本社:カリフォルニア州パロアルト市、CEO:Mike Gault、以下:Guardtime)と戦略的パートナーシップの締結について基本合意しました。今回の合意に基づきNew Contextは、KSIを組み込んだ新製品やアプリケーションに関連してトレーニングや動作保証、動作検証、資格認定を行い、Guardtimeの世界規模での商用利用を推進していきます。

 「Guardtimeの技術は、今後のデータセキュリティに非常に重要な役割を果たすでしょう」(DG 共同創業者の伊藤穰一)。「個人のプライバシーに関わる情報や国際的なデータは、すべてのデータの保護と保証を常に追求し続ける複数の営利団体によっていずれ守られることになると考えています」。今回の戦略提携は、ビッグデータ領域と商用インターネット、プロダクトイノベーションを対象としており、NeoとNew Context、Guardtimeが、こうした分野でプロダクトイノベーションやエンタープライズ規模でのデータの正確性を求める産業と連携して進めていきます。

 「Neoを戦略的な製品開発パートナーとして選んだ理由は明快です。Neoはクラウド環境で動く革新的なプロダクト開発において世界を牽引しています。また、New Contextはシステムインテグレーションとデータセキュリティについての知見を持っています。これらによってGuardtimeは、安全なログインやクラウドでのオーケストレーションに必要な認証機能、アトリビューション機能、データの完全性を備えた、ハイブリッドのクラウドソリューションを提供できるようになります」(Guardtime 社長のJames Blom氏)。

 「今回の提携の目的は、NeoとNew Context、Guardtimeの知見を持ち寄ることで、データの信頼性を確保した情報サービスをデザイン・構築し、運用することにあります。こうしたサービスを航空宇宙、自動車、保険、金融サービス、ヘルスケア産業などに展開する予定です。Guardtimeは、クラウドプラットフォーム向けに最適化された革新的なプロダクトやサービスを構築できる企業といかに連携するかが重要であると認識しています。Neoが有する、シンガポールからサンフランシスコ、ニューヨーク、エジンバラに至る開発リソースを利用しながら、ビジネスプロセスやエンジニアリングシステムを提供できるシステムインテグレーションのチームを必要とするアーキテクチャを活用できます」(James Blom氏)。

 「セキュリティから始まり、データの信頼性、システムアーキテクチャ、ソフトウェアエンジニアリング、UX、UI、プロダクト開発に至る一連の流れは一つのエコシステムとして認識されるべきで、それぞれの殻に閉じこもりお互いにコミュニケーションを遮断した状態とは対極にあるものです。現場でプロダクト開発に携わっている開発者コミュニティーの一員として、我々の使命は、スケールのあるプロダクトの開発には大局的な視野に立ったアプローチが不可欠であるということを顧客に周知することにあります。LeanでAgileな開発手法は全員の参加を必要とします。そして堅牢性の高いプロダクトを開発するために共に試行錯誤をしなければなりません」(Neo CEOのDaniel Riedel)。「我々は、世界レベルのシステムオートメーションとセキュリティアーキテクチャ、情報の信頼性を提供する事業部門としてNew Contextを新たに立ち上げました。Neoと同様、New Contextにおいても、目的を達成するためにこの分野における精鋭を集めました」。

 Danielはまた「New ContextのシステムアーキテクチャとGuardtimeのセキュリティ技術をNeoのプロダクト開発力と組み合わせることで、高度なデータ解析が重要となるM2M(マシン・ツー・マシン)、自動車、テレマティクス、自律式移動体、およびこれらが生成するデータと連動するプロダクトやサービスといった分野を開拓していきます」と語っています。

 「New ContextがGuardtimeの技術を活用することで、DGのポートフォリオ企業にGuardtimeを通じてさまざまな事業機会が生まれることを期待しています。今回の提携により、DGがこれまで築いてきたイノベーションの基盤がさらに強固なものになると確信しています」(DG 代表取締役 グループCEO 林 郁)。

 「今回の提携は、物理的に記された情報よりも電子データが信頼される社会への移行に向けた新たな一歩になると思っています。こうした社会では、すべてのデータが完全性と真正性の点で一点の曇りもない証拠になります」(Guardtime CEOのMike Gault氏)。「Guardtimeの技術に基づく先進的かつ革新的なソリューションの開発はますます重要になってきています。コネクテッド・カーへの応用においてデータの信頼性確保がプロダクトの単なる機能ではなく必要条件になったような変化を見るにつけ、こうした思いをますます深めます」。

 *キーレス署名技術=公開鍵暗号方式を使う従来の署名技術と異なり、暗号化に鍵を使わないため鍵の管理などにかかるコストが不要となるメリットがある。


Neo Innovationについて
Neo Innovation, Inc.は米サンフランシスコに本社を置くプロダクトイノベーション企業で、北米、南米、アジア、ヨーロッパ各地に拠点を構えています。「正しいものを作る」ために、ビジネス、テクノロジー、デザインの最も優れた要素を融合し、世界最高峰のエンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャーのチームが、反復・協同作業を通じた証拠に基づくプロダクトのデザインと開発を行っています。スタートアップ企業から大企業、政府機関にまで幅広くサービスを提供しており、クライアントにはTime、American Express、PayPal、Sunlight Foundation、GE、 AT&T、ICANN、Turnstoneといった世界有数の企業・団体も含まれます。

New Context Servicesについて
New Context Services, Inc.は、最先端のシステムオートメーション、オペレーション、セキュリティアーキテクチャ、情報アシュアランスの提供を目的とした、Neo Innovationの子会社です。次世代の新たなデータ信用性を構築するために、セキュリティやオペレーション分野における世界屈指のエキスパートで構成されたチームがパートナー企業と共に活動しています。

Guardtime USA について
Guardtime USA Incは、デジタル社会に「透明性」と「説明責任」を提供します。2007年設立。Guardtimeは、任意の電子的な活動を、信頼できる組織に依存せず、数学的な方法だけを使って独立して検証できるキーレス署名基盤を開発しました。キーレス署名は、デジタル社会で発生している全てにつき独立して監査証跡を提供し、責任を限定し、インサイダーや巧妙なサイバー攻撃からデータを操作し、その痕跡を隠蔽することから守ることができます。Guardtimeのキーレス署名基盤は、コミュニケーションやトラベル、ショッピング、金融サービス、個人情報保護における信頼性確保に繋がります。

デジタルガレージについて
株式会社デジタルガレージはインターネットサービスにおける投資・育成支援事業、マーケティング事業、グローバルオンライン決済事業の三つの事業に注力しています。1995年の設立以来、ポータルサイト、eコマース、インターネット広告代理事業、モバイルコミュニケーション事業、ブログやSNSなど、常にインターネットにおける最新技術をビジネスとして展開しています。インキュベーション事業においてはTwitterやLinkedInなどに対して日本でのビジネス展開を支援した実績もあります。

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