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2013.11.01

インキュベーション

デジタルガレージ、セキュリティ事業の強化に向け米国子会社の組織体制を刷新

 株式会社デジタルガレージ(東証 JASDAQ 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 グループCEO:林 郁、以下:DG)の米国子会社であるDigital Garage US, Inc.(以下、DGUS)およびDGUS傘下のNeo Innovation, Inc.は、米国における新規事業の立ち上げに伴い、米国時間の11月1日付けで組織体制を刷新します。セキュリティ市場への参入を目的にNeo Innovation, Inc.(以下、Neo) の子会社として設立したNew Context Services, Inc.(以下、NCS)をDGUSの子会社とし、DG本体との連携をより強化します。

 今回の組織変更の背景には、企業システムにクラウドを採用する企業が増加するにつれて、ビッグデータと予測解析への投資を増やすと同時にデジタルデータのセキュリティの確保をより重視するようになったグローバル企業が急増していることがあります。データの真正性の確保や保全、サイバーセキュリティと、これに付随する知的財産権、ソフトウエア、システム、企業機密、ブランドの保護がさまざまな企業のCEOやCMO、CTOにとって緊急の課題になっています。こうした市場に向けて、New Contextブランドを確立し事業リソースを集中することが重要と判断しました。

 「Neo Innovationでソフトウエアを短期間で効率良く開発するための支援事業をしていると、しばしば企業のインフラ整備がボトルネックだということが判明します」(NCS CEOのDaniel Riedel)。「こうした企業のインフラに集中するという今回の判断は正しいと確信しています。NCSの狙いは、企業が市場の変化にすばやくかつ柔軟に対応するために、システムオートメーションと情報セキュリティに最善の対策を施すことにあります。セキュリティと世界規模のデータ配信、継続的な開発、連続的なインテグレーションが、クラウド環境のインフラにとって重要な要素となります。今後企業にとってこうした要素が欠けることは、市場競争力を失うことを意味します」。

 NCSは、戦略的なパートナーであるGuardtime USA Inc(本社:カリフォルニア州パロアルト市、CEO:Mike Gault、以下:Guardtime)との協力関係を今後より強化していきます。Guardtimeは、デジタルデータの完全性と真正性を認証するキーレス署名技術(KSI)を開発した企業で、Guardtimeとの契約に基づきNCSは、クラウド環境への移行を進めようとしている企業や、自社環境におけるデータの耐タンパー性や保全を必要としている企業を対象として、KSIのトレーニングやアーキテクチャの提案とシステム開発を行います。また、NCSは、継続的なシステム開発やシステムオートメーションの市場をリードするOpscode, Inc.(本社:カリフォルニア州サンフランシスコ市、CEO:Barry Crist氏、以下:Opscode)と連携しプロフェッショナルなサービスパートナーとなって、Opscode社のシステム統合フレームワークである「Chef」を使ったトレーニングとシステムインテグレーションを行います。

 「Guardtime社はNCSと密接に協業します。NCSの実行力と高い開発能力は、KSIをクラウド環境やモビリティ、コネクテッドカー、セキュリティ、ビッグデータ解析といったさまざまなアプリケーションに応用するために我々が採る、他社とのインテグレーションに向けた協業体制の強化につながります。NCSとの協業は、我々のクライアントがリスクを低減しながらKSIの採用を進めるのに大いに役立つと信じています」(Guardtime USA社 CTOのMatthew Johnson氏)。

 また、今回の組織変更に合わせて、NCSは高性能のクラウドコンピューティング環境の構築を手がけるJoyent, Inc.(本社カリフォルニア州サンフランシスコ市、CEO:Henry Wasik氏、以下、Joyent)の創業者で前CTOであるJason Hoffman氏をボードメンバーに加えることを明らかにしました。Hoffman氏は、NCSがクラウドコンピューティングやクラウドオーケストレーション、エンジニアリングの領域で卓越した開発力を発揮すべく経営の陣頭指揮に当たります。

 「アプリケーションの抽象化が進むことで、ネットワークでつながった世界中のデバイスが一つのバックプレーンとなります。ここで言うネットワークは通常はモバイルネットワークであり、そこで動くアプリケーションは従来のWebや企業向けソフトウエアのずっと先を行くものになるはずです。アプリケーションを巻き込んで行くこうした『次の波』は、工業用の制御装置からコネクテッドカー、医療機器に至るまで幅広い分野に及び、やがてすべての産業に革命を起こすでしょう。DGとNCSのチームは最善の努力をしていると思います。つまり、他社よりも何年も先を見据え、時代の流れに先回りして動いているように見えます。彼らがそのミッションを達成する手伝いをすることを楽しみにしています」(Jason Hoffman氏)。

 「我々のクライアントやその他の企業が直面しているインフラの課題を解決するためにNCSがスピンアウトすることにエキサイトしています」(Neo Innovation社 創業者兼会長で、DGのCTOでもあるIan McFarland)。「多くのプロジェクトが、インフラが原因の問題によって革新的な飛躍を遂げられないことを目の当たりにしてきました。 大規模なシステムであってもこうした問題を克服できれば、我々や我々のクライアントが環境の変化にすばやく対応して革新を続けるために大いに役立つと考えています」。

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