デジタルガレージ、世界を舞台に独創的な挑戦を続けるリーダーを応援する「デジタルガレージ ファーストペンギンアワード 2017」を開催

〜2017年は世界的アーティストの坂本 龍一氏に授与〜

 株式会社デジタルガレージ(東証一部 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO:林 郁、以下:DG)は、科学技術、芸術、スポーツといった分野で世界を舞台に独創的な挑戦を続ける方を讃えるとともに、今後の活動を支援することを目的とし創設した「デジタルガレージ ファーストペンギンアワード 2017」の授賞式を2017年8月29日に開催し、世界的アーティストとして活躍する坂本 龍一氏に授与しました。

 DGは創業間もないころから、失敗するリスクをいとわず新たなことに挑戦する姿勢を「ファーストペンギン・スピリット」と呼び標榜してきました。海の中にいる獲物を得るために自らを危険にさらすことを覚悟して、氷床から真っ先に海に飛び込むペンギンになぞらえたものです。「デジタルガレージ ファーストペンギンアワード」は、このファーストペンギン・スピリットを、世界を舞台に体現しながら独創的な活躍をすると同時に、こうした精神を伝えることで後進の育成に積極的に取り組んでいる方を対象にします。

 坂本 龍一氏は、デビュー直後から世界を舞台に最先端のテクノロジーを駆使した音楽活動を展開し、日本初のインターネットライブやソーシャルメディアを活用したプロジェクト「skmtSocial Project」などのインターネットの波に乗った枠にとらわれない独創的な挑戦を続けています。近年では、森林保全団体「more Trees」や、東日本大震災被災地の幼稚園・小・中・高校に対して、学校楽器備品の点検・修理や音楽活動支援を行う「こどもの音楽再生基金」を設立。楽器修復を終えると「東北ユースオーケストラ」を設立し音楽を通じた被災地支援を続けています。また、テレビやWebを通じて音楽の魅力を語り、教え、演奏する音楽番組を展開しています。こうした枠にとらわれない独創的な挑戦、自身の経験をもとにグローバルな視野に立って後進の育成にあたる姿勢が「デジタルガレージ ファーストペンギンアワード 2017」にふさわしいと判断しました。

<坂本 龍一氏のコメント>
 「友人の伊藤 穰一が設立と運営に関わるデジタルガレージさんより『ファーストペンギンアワード』をくださるとのご連絡をいただいた。まず賞の名前が洒落ている。仰々しくないのがいいと思い、遠慮なく頂戴することにした。しかし『ファーストペンギン』って? 確かに、70年代よりコンピューターを使って作曲したり、世界で初めてサンプラーを使ったアルバムを作ったり、95年には日本初となるライブのインターネット配信をしたり。(世界ではストーンズに先を越されて2番目だったのが悔しい)中国で日本人初のコンサートを開いたのは96年だった。翌年には音楽著作権管理の方法に異議を唱えるための勉強会、MAAを立ち上げたりもした。同じ年のツアーではインターネット中継にインタラクションを大いに取り込んだ。舞台裏には何十人ものネットや各社のコンピューター技術者が大きな部屋を占拠し、総額で億を軽く超えるようなコンピューターが並んでいた。みんなが『壮大な実験!』と喜んで参加してくるような古き良き時代だった。

 飛び込みまくりである。

 しかし、そういう伊藤 穰一もデジタルガレージの林CEOも、やはりファーストペンギンだ。これからも一緒に大海原に飛び込みたいと思っている。本日はすばらしい賞を与えてくださり心から感謝します。」
坂本 龍一

<記者発表時の写真>

 DGは今後も、スポーツ、科学技術(IT)、マーケティング(MT)、ファイナンス(FT)、芸術といった分野でグローバルに独創的な挑戦を続けながら、その精神を伝えることで後進の育成に取り組む方々を応援していきます。


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