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第一弾として広島地元企業の業務効率化と資金繰りを支援する「〈ひろぎん〉Smart Fine」に実装
株式会社デジタルガレージ(東証プライム 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO:林 郁、以下:デジタルガレージ)は、TIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)と株式会社広島銀行(本社:広島県広島市、代表取締役頭取:清宗 一男、以下:広島銀行)が、地銀向けに展開する、請求書受領・支払等の経理業務効率化プラットフォーム「DX Connect Gate」に、B2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」(※1)を基盤とした請求書カード払いサービス(BIPS:Business Invoice Payment Service)の提供を開始しました。
また、本プロジェクトの第一弾として、広島地元企業向けDXデジタルソリューション「〈ひろぎん〉Smart Fine」へ請求書カード払い機能を実装しましたのでお知らせいたします。
<サービス連携のイメージ>
■ 協業の背景
中小事業者では、日常的な請求書管理や支払い管理等の経理業務において手作業が残るケースがあります。また、経理業務をシステム化した場合も、取引先が異なるサービスを利用していることから、データ連携がスムーズに行えずにアナログな作業が残るケースは少なくありません。
そのような経理業務の課題を解消し、中小事業者の資金管理の最適化を支援する、DXプラットフォーム「DX Connect Gate」を各地方銀行へ向けて展開するにあたり、デジタルガレージが展開するB2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」を基盤とした請求書カード払い機能(BIPS)を連携することで、従来の金融機関による融資とは異なるカードスキームを活用した簡便でスピーディな資金繰り手段を提供し、中小事業者のさらなる成長を後押しするものです。
そして、このたび「DX Connect Gate」プロジェクトの第一弾として、広島銀行が複数企業との協働により提供を開始する「〈ひろぎん〉Smart Fine」に、請求書カード払い機能を実装しました。
■地銀向けDXプラットフォーム「DX Connect Gate」の主な特長
1.受領請求書の一元管理機能で業務効率化
2.支払手段の多様化、請求書カード払い機能の提供
3.経営・財務データの可視化による経営判断スピードの向上
4.既存環境を活かした段階的なシステム導入が可能
※詳細は以下URLをご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/dx-connect-gate
■「〈ひろぎん〉Smart Fine」のサービス内容
(1)請求書DXサービス
・請求書を受取後、AI-OCR等を使いその内容を自動でデジタル化します。
・データの自動連携機能で請求書データを決済DXサービスに自動連携します。
(2)決済DXサービス(「DGFT請求書カード払い」を基盤としたBIPSを含む)
・請求書DXサービスにより自動連携された請求書データで、シームレスに決済・支払が行えます。
・請求データの一元管理ができ、業務の効率化や支払漏れの防止ができます。
・支払手段は銀行振込や請求書カード払い(BIPS)等、企業ニーズに応じ選択が可能です。
・これらにより、経理担当者は手作業による管理・支払処理が不要となり、簡単な一覧画面から、操作で振込手続きが完了します。
■ 請求書カード払いサービス(BIPS)が提供するメリット
・請求元へは銀行振込
最短3営業日後に、自社名義(買い手)で請求元の銀行口座に振込が行われます (いわゆる振込代行)。
・資金繰りの柔軟化
通常の銀行振込とは異なり、カード決済を活用することで、支払金額をカード決済の口座引落し日までに資金を用意すれば良いため、請求元へは指定日にお支払いができるものの、実質的に口座からの支払が延長でき、キャッシュフローの安定化が可能です。
・経理業務の効率化
カード払い情報を「〈ひろぎん〉Smart Fine」に統合することで、請求書データと決済情報の一元管理が可能になり、経理処理をシンプルにします。
・ポイント・キャッシュバックの活用
クレジットカード(ショッピング枠)の利用により、企業向けのポイント還元やキャッシュバック制度を活用できます。
「〈ひろぎん〉Smart Fine」の詳細は以下URLをご参照ください。
https://www.hirogin.co.jp/corporation/service/efficiency/smart-fine
■(※1)本件BIPSの基盤となるサービス「DGFT請求書カード払い機能」について
「DGFT請求書カード払い」は当社グループ戦略「DG FinTech Shift」で重要な位置付けとなる、B2B市場向け決済サービスのさらなる拡大を目指す取り組みです。請求書の支払いを、銀行振込からクレジットカード払いに切り替えることで、利便性の高いカード利用による業務効率化と支払い期日の実質的な繰延による資金繰り課題の解消を実現します。取引先がカード決済に対応していない場合でも利用できます。季節要因による定期的な資金不足や突発的な資金調達など、中小事業者の資金繰りをサポートしています。
〈請求書カード払いによる繰延効果〉
■今後の取り組み
今後、TISと広島銀行は中小事業者(SME)のビジネス環境の変革とDX推進へ向け、各地方銀行とともに「DX Connect Gate」の提供エリアを順次拡張する予定です。この取り組みのもと、デジタルガレージはTIS、広島銀行と共同でマーケティングを行い、中小事業者の資金管理の最適化を実現する手段として、請求書カード払い機能(BIPS)の提供を広めていきます。
また、デジタルガレージは、より上流の経理等業務システム(ERP等)との連接を進め、SMEへ向け、請求書カード払いをシームレスかつシンプルに利用できる環境を提供していきます。
■会社概要
〈TIS株式会社〉
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客さまのあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客さまと共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
URL:https://www.tis.co.jp/
〈株式会社広島銀行〉
広島銀行は、1878年(明治11年)の創業以来、地域金融機関として地域の皆さまのご支援とご協力を受けながら歩んでまいりました。ひろぎんグループ各社と共に、お客さまに寄り添い信頼される〈地域総合サービスグループ〉としての企業ブランド確立に向け、金融はもちろん、非金融分野も含めたお客さまのあらゆるニーズにお応えするためのサービスを展開しています。
URL:https://www.hirogin.co.jp/
〈株式会社デジタルガレージ〉
デジタルガレージはパーパスとして「持続可能な社会に向けた “新しいコンテクスト” をデザインし、テクノロジーで社会実装する」を掲げ、社会インフラを担う国内最大級の決済代行事業者として、多様な総合決済プラットフォームを提供する決済事業を展開しています。またデジタル・リアル領域においてワンストップでソリューションを提供するマーケティング事業、国内外の有望なスタートアップやテクノロジーへリーチするスタートアップ企業への投資・育成事業などを展開しています。
URL:https://www.garage.co.jp/
<ご参考資料>
B2B決済市場へ向けた、当社サービス「DGFT請求書カード払い」の戦略的意義と位置付けについて
DGグループは、社会や産業構造が大きく変化する中、幅広い事業者のDXを牽引すべく、決済とデータ、テクノロジーを融合したグループ戦略「DG FinTech Shift」 を掲げています。本戦略のもと「シェア拡大」「新サービス開発」「収益構造の改善強化」「収益の多層化」の各側面に寄与する施策実行を通じて、より高次な成長を目指しております。本リリースでご紹介するB2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」は、DGグループが25年に渡りサービスを提供してきた「B2C決済事業」に加え、より市場規模が大きな「B2B決済市場」への進出という戦略上重要な施策として2022年に開始したものです。
日本では企業間決済の最も多い決済手段は、銀行振込、口座振替、現金であり、4番手のクレジットカード決済は、支払いで38.9%、請求で22.2%に留まるという調査結果(※1)があります。銀行振込決済においては請求者側にとっては「与信審査」「貸し倒れや支払い遅延」といった課題感があり、請求書業務にも多くの時間が割かれています。また、支払い側にも「資金繰り」「キャッシュフロー」といった課題が多く挙げられます。現在、約1,400兆円規模とも言われるB2B決済領域において、これらの課題解決に寄与する、キャッシュレス決済・DX・資金繰りをシームレスに提供するFintechサービスが求められています。
このような背景のもと、DGグループはB2B取引において、B2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」により、クレジットカード決済を安定したシステム基盤で提供しています。また独自の与信モデル構築やファクタリング、他サービスの拡充、さらに、業務効率化SaaSサービスと決済のシームレスな連携をDGグループの持つテクノロジーと銀行・クレジットカード会社・商社・業務用アプリケーション提供会社・SaaS企業とのパートナーシップの有効活用を通じ、B2B取引の多種多様な課題の解決に寄与する、新たな決済インフラサービスの提供を目指しています。
また、DGグループは「DGFT請求書カード払い」事業を手始めに、クレジットカードおよびその取引データを活用した資金繰りや事業効率の改善などに資するサービス群の事業を開発しB2B市場のDXを推進します。
※出典:「企業間決済(B2B)白書2024」
■ 関連リリース
2023.04.18
デジタルガレージと三井住友トラストクラブ、B2B向け決済サービスをダイナースクラブ会員向けに提供開始
https://www.garage.co.jp/pr/release/20230418
2023.11.20
デジタルガレージ、佐川急便を中核とするSGホールディングス傘下のSGシステムとB2B決済サービス「請求書カード払い」を提供開始
https://www.garage.co.jp/pr/release/20231120
2023.11.30
デジタルガレージ、オリコのビジネス顧客向けに売掛金の早期回収を可能にする「カード払いリクエスト」を提供開始
https://www.garage.co.jp/pr/release/20231130
2024.10.17
デジタルガレージ、りそなグループとB2B決済サービス「請求書カード払いオンライン」を提供開始
https://www.garage.co.jp/pr/release/20241017
2025.1.29
B2B決済サービス、外部システム事業者との連携を可能にするAPI提供を開始
https://www.garage.co.jp/pr/release/20250129
2025.6.4
中小企業の資金繰りをサポートするB2B決済サービス「STORES ビジネスあと払い powered by Digital Garage」を提供開始https://www.garage.co.jp/pr/release/20250604/